経費削減もほどほどに ~庇をケチったらどうなる?~

我が家の本庄市内に建てた注文住宅で後悔している点、それは1階リビングからウッドデッキに出るテラス窓に、庇(ひさし)を付けなかったことです。予算削減のためベランダをつけなかった我が家は、リビングからウッドデッキに出て、そこでタオルやシーツなどの洗濯物を干すことも多いのですが、そのテラス窓に、(これも予算削減のため)庇を付けませんでした。そのため、窓の外にいわゆる「ベランダ用サンダル」が置けません。設計を考えているときは、「30センチほどの庇があってもなくても大して変わらないだろう」と思っていました。しかしこれが大きな誤算。庇がないと、サンダルを出しっぱなしにしておくと、当然雨が降れば濡れるし、天気がよすぎれば色褪せします。以前、夏用のウォーターシューズを炎天下で出しっぱなしにしてしまったときは、ビニールが熱で縮んで、使い物にならなくなってしまいました。それに、当たり前ですが庇がないと、窓際の床が必要以上にダメージを受けてしまいます。たかが庇、されど庇です。家を建てるなら、どの窓にも必ず庇を設置することをお勧めします。